背景
ServiceNowへのデータ更新は業務の一環であることと考えられています、その時、ServiceNowのTable APIを使用して、データ更新を行うことをお勧めします。
使うもの
PostMan(DeskTop版)
対象テーブルの設定を確認する
本記事では、Table APIを使ってIncidentテーブルへDB操作を行います。
「Application Access」で対象テーブルへデータアクセスできるかを制御するため、これらの設定を事前に確認する必要がある。
図示の通り、Webサービス(Allow access to this table via web services)が許可され、それを経由してデータ検索(Can read)、挿入(Can create)、更新(Can update)を行えるような設定になっています。
では、PostManで試していきます。
「Delete」を許可してしまうと、データが勝手に削除された場合、データ整合性が保証できないため、許可しないほうが安全です。
PostManでTable APIをコールする
認証情報を設定
本記事では、「Basic Auth」を認証方式として例示する。
トークン認証を利用する場合、「OAuth2.0」も選択できます。
Httpメソッド
GET:検索
POST:作成・更新
DELETE:削除
GETでデータを検索する
1.「優先度」が「4-Low」&「ステータス」が「New」
2.「Copy query」を選択し、以下のクエリストリングを取れる
3.PostManで「sysparm_query」を設定し、クエリストリングを入力する
他にもいろいろクエリパラメータがありますので、詳細は「REST API Explorer」に確認しましょう。
4.「Send」して、戻されたJSON文字列に2件データが存在した(文字列の中身を省略)
POSTでデータを作成する
1.「Caller:Abel Tuter」、「Short description:Test Post Request」でデータを挿入する
2.JSON形式でRequest Bodyを設定する
3.Sendして、返されたJSON文字列を確認し、挿入が成功した
POSTでデータを更新する
1.上記、挿入したレコードを更新する
「Caller:Abel Tuter」を「Caller:David Miller」に変更
2.JSON形式でRequest Bodyを設定する
「Caller」の名称を表示させるため、「Params」に「sysparm_display_value:true」を設定する。
3.Sendして、返されたJSON文字列を確認し、更新が成功した
↧